《心のストレッチ》のチャレンジ 〜崔晃徳の場合〜
本オンラインサロンで、私自身の《心のストレッチ》のチャレンジとして
気持ちがずっともやもやしていたり、ぐちゃっと音を立ててつぶれそうだったり
色々と気にしすぎたり、敏感になり過ぎている人たちの
目の前が少しでも明るく照らせるきっかけづくりや成長のお手伝いをしたいと思っています。そして、自分自身のさらなる開発をしていきたいとも思っています。
少し、お話をさせてください。
私自身、生まれてこの方日本で生まれ日本で育っていますが、
国籍は日本ではありません。ただ、言葉は日本語しか喋れません。
実家の習慣は日本と自分の国の文化が入り混じっております。
そのため、周りの人や友達とは違うという違和感をずっと自分自身で感じていました。
加えて、家庭環境も含め、兄弟三人の中間子であることや
小学校は家族で唯一3つの学校に行っていたりと
色々と慣れない事に加えて、いじめや差別等があり、自分の気持ちを素直に表現する機会がずっとありませんでした。
いつの間にか、「人」という存在に対して疑う事しかできませんでした。
高校生の頃から、音楽の世界にどっぷりつかり、
自分の気持ちを音楽に乗せて表現する楽しさを知り、
自分の気持ちを代弁してくれている歌詞に耳を傾け、感傷的になり、
自分がありのままでいられる世界を見つけられました。
後から気づけば、そこは「今自分自身が生きる世界の全て」ではなく、
「音楽の世界は生きる世界の休憩所」でした。
音楽にはまった高校生や専門学生の時は、学校に通っていても
家族や友人などを信じることができなかったし、徐々に自分の心も不安定になっていき、音楽の世界にいる以外は楽しくなく、生きることがどんどん窮屈になって自傷行為にはしっている私がいました。
そして、専門学生であった2007年の秋に両親との間で完全に亀裂が入り、
自分の中で細い糸で繋がっていたところが完全に切れ
唯一の帰れる場所であった家に帰れなくなり、
家に帰らない事もしながら「人との関係を拒絶する」という日々が始まりました。
その頃は親の声を聞いただけでパニック発作が起こったり、全てをぐちゃぐちゃに壊してしまいたくなったり、とにかく自分の部屋にいても自分の世界の外からの刺激に対して怖さだけが残り、
ついには家族に対して「死にたい。もうこんなのは嫌だ。」と泣きながら大声を上げる自分となっていました。
その時、母親と兄には泣きながら「そんなこというな。」と言われ、
そこからは、私にとって恐怖感とならない距離感をとってくれていました。
ただ、私は家の外に出ることに関してはまだまだ恐怖でした。
ずっと自分の世界にこもり、見ていた物はパソコンの画面だけ。
逃げ始めていたころは「パソコン見るってなんて楽なんだろう」と思っていました。
しかし「それだけでは何も楽しくない世界だな。」という気持ちが芽生えた。
それからは、少しずつ学校に行く事をしようとしましたが、
外の世界は恐怖しかなかったため、留年ということになりました。
ただ、その翌年はなぜかその恐怖が自然と消え、自分の気持ちも変わり、
生きることがすごく楽になりました。
なにより、「人がいる暖かさや有難さ」ということを凄く実感でき、自分の特性のHSPという気質にもたどり着き、上手く付き合えるようになっていきました。
それから紆余曲折はありますが、今は毎日が楽しく、人と関わることも怖くなく、人を許せ、人を信じ、人を愛する事もできはじめています。理学療法士という職業も好きです。
そして、「あるがままを見る」ことや「当たり前が有難い事」というところにも気づくようになりました。
今まで私が自分自身を振り返ったり、人の悩みの相談を聞く時に自分の過去の話をしていても、気付けなかったことやもやもやしている事がありました。
≪心のストレッチ≫に参加してからはそれがかなり、明確になりやすく、
成長速度や気づく速度や乗り越える速度が加速している感覚があります。
なにより、自分自身のありのままを話せ、自分自身を今まで以上に認められるようになっています。
加えて、自然から得られるエネルギーや自然が持つパワーの凄さも感じるようになっています。
そして、自然が持つパワーを得られるようにするためにも、自分自身を振り返ることや毎日起こることをしっかりと真正面に向き合っていられるかというのも大事かと思うことがより強くなりました。
これからももっと自然の恩恵を受けられることや、私の周囲にも恩恵が届けられるように、毎日を大切に向き合っていきたいとも思い、周りに恩恵が届けられる一つとして、自然を守ることやより自然がありのままとなれる環境へも少しずつ、作ったり、戻していくことも必要かと思っています。
話を私のことに戻りますが、
私自身は自分自身の事はまだまだわかりきっていません。
加えて、自分自身の課題や乗り越えなくてはいけない事もまだまだたくさんあります。
ただ、これまでとは違い、苦しい事も辛い事も悲しい事も受け入れられる勇気は着実に育っています。
逃げることが悪い事ではないこともわかってきました。
同時に、前に進むことがすごく楽しく、生きることの楽しさもすごくわかってきました。
それに加えて、大切な人や周りで困っている人苦しんでいる人の力にもなりたいと
強く思っています。
こんな辛く苦しい思いをするのは自分だけでいいとずっと思っています。
今、日本では、自殺者がどんどん増えている状況となっています。
児童の自殺状況
引用元
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/19/index.html
また、各国の死亡率を比較しても日本の自殺者数が多くなっています。
加えて、「自殺対策白書」では2013年の15~19歳、20~24歳、25~29歳の年代別の死因の第1位が全て「自殺」となっております。
自殺ということは「自らを殺す」ということになります。
寿命でもなく、不意な事故でもなく、自ら死を選択している状況なのです。
そこには自分の考えを自分自身で認められて上げられていない。
自分の気持ちを尊重できていないということにもつながると思っています。
自分の気持ちを尊重できなければ、相手の気持ちも尊重できない。
そのような状態なれば、色々な考えを持った人、いろんな価値観を持った人を
受け入れることはなかなか難しいとも思っています。
逆にいろんな人を受け入れられ、相手の気持ちも尊重でき、
自分の気持ちをもっと尊重できれば、自殺者も減り
いま世界で取り組まれているSDGsのジェンダーの問題や
人や国の不平等や国籍に対する価値観、さらには世界の平和
や上記で述べた環境問題というところにも繋がってくるのではともっています。
その初めの一歩として、心が窮屈な人を助けていければと思っています。
自分は今小学生に関わることが多いので子供たちも含めて、子供たちに関わる親御さんや先生方や指導者の人たちも明日から少しずつでも世界が明るくなったり、明るい世界が作れるようになるお手伝いもできればと思っています。
私自身が大切にしている言葉
「一期一会」:その機会は一生に一度のものと心得て、主客と共にお互いに誠意を尽くせ。
この言葉を自分ごとに落とし込み。膨らませると
今まで出会ってきた私の世界や私の周りにある事象
これから出会う人や私がこれから見ていく世界。それは「唯一無二のこと」です。
その全てに怖がりすぎることなく、「今ここにある大切な戻らない時間」として
皆様も、私自身も全てを受け入れ、少しでも人生が楽しく前に進めていけるようになれたらと思います。
何かの良い兆しや成長のきっかけをつかめますように
いい時間を過ごせていけたらと思っています。
怖いかもしれませんが、半歩踏み出した先には明るい世界が見つかります。
一緒に成長しましょう。
長文失礼しました。
~ATTACK2020~
謙虚・感謝・敬意
行住坐臥/一期一会/Highly Sensitive Person
崔 晃徳